犬も歩けば            


24 山の道(時間) ・・・時間は通り過ぎるだけのものでは無いのかも知れない、そう思うことがある。
              ユラリユラリとしなやかにたゆたっている場所があるかも知れない・・・

              昔々、行基が歩き、そしてそのあとをなぞるように空海が歩いたと云う・・・
              行基の前にも何千年も時を継いで、名も知らない時間の旅人たちが歩いたのだろう・・・





あんなうまいそうめんははじめてでした。ごちそうさまでした。

ボンクラには似合わぬチョイと照れる言いぐさですが、
山を下りるとき、こころの奥底の方がなんだか元気になっていました。
不思議です。
いや、正直に言いますと、びっくりするぐらい元気になっていました。
山の道で時々感じるそこはかとない怖さが、すっかり消えていました。

このお山にたびたび通おう、そう決めました。
お坊さん、出来るだけ長くこのお山にご逗留くださいませませ。



トンズラ4



この山からは足摺岬から室戸岬まで弓なりになった土佐の海岸線がすべて望めます。

このお寺の創建時の場所と伝えられる所が、この山からまたいくつも山をこえた奥山にあると聞きました。
今度、そこを訪ねたいと思っています。

分け入っても 分け入っても お山だヨ〜 (ヤレヤレ、最後までかい)




終わり    

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