22 山の道(峠)
イヨトンボの崖を過ぎてしばらく上ると峠、
そこに古い自然石の道標がある。
「左長谷寺・・」とかすかに読める。
しかしその指し示す左の道はすっかり草や木に被われ山に飲み込まれている。
よし、長谷寺(ちょうこくじ)まで行ってみよう、そう決めた。
イヤイヤ、左の道を藪こぎで行くのじゃぁありません。
右の道を愛車のベンツ(モチロンうそ)でまいります。
なぜだか行基にひかれる。 ふらふら当てもなく経巡っていて 行基ゆかりの地に行き当たったりする。 好きなことといやあバクチに釣りに・・・、 身なりはいつも安Tシャツにジャージ、 足元は年がら年中くたびれた軽登山靴 学無く、才無く、当然ゼニもない。 信心もせいぜい困ったときの神様仏様。 そんな正真正銘のボンクラだけど、 なぜだか行基にひかれる。 ほんのささいなきっかけから 遠い奈良の地にある行基ゆかりの 寺の人達と知り合ったりもした。 |
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ホトトギス 尾根道の脇にホトトギスがいっぱい咲いていた。
(山路来て なにやらゆかし ホトトギス)・・・なんちゅう安易なパクリじゃ
花びらに全く斑点のないホトトギスが咲いていた。 こりゃあ珍しいかも知れない。 で、かってに命名した。 「清少納言」・・・ なんちゃって |
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